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前川みくのトマホーク三間飛車自戦記(動画版将棋グリモワール第3局)

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みんなー!こんにちはにゃ!
みくが活躍する動画、もう見てくれたかにゃ?
まだの人は下記URLにジャンプにゃ!


神崎蘭子さんの将棋グリモワール 第3局《候補生みく》
http://www.nicovideo.jp/watch/sm28671349 

 

さて、ここから先は動画のネタバレありにゃ!準備はいいかにゃ?
まあストーリーや中盤以降の話をするつもりないから大したネタバレもないにゃ。気にしないで先に進んでもOKにゃ!
じゃあ何の話をするって?
ずばり、これにゃ!

 

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おっとおおおお!!違うにゃ!!これはNGシーンにゃ!!
ブログ用ファイルにこの画像入れたの誰にゃ!?
いやあ、動画版グリモワールは何もかもアイドルだけでまかなってる自主撮影ドラマだからどうしても行き届かない所も出てくるにゃあ……。
まあ、候補生で脱落したみくはいなかったってことで一つよろしくにゃ。むしろ総選挙中間総合五位だし。
はい、改めて、こっち!

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ずばり!三間飛車トマホーク!
とても愉快痛快な戦法なんだけど、プロ棋士はほとんど指さないから名前は聞いたことはあるけど、具体的には知らないって人も多いんじゃないかにゃ?
今回はみくが実際に指した将棋を見ながら、トマホークがどんなものかについて紹介するにゃ!
名前の由来は斧なのかな?それともミサイル?
ミサイルってついてなければ斧のようだけど、駒の動き自体はミサイルっぽいからこっちかもしれないね。
まずこの戦法の考案者だけど、タップダイスさんっていうアマチュアの三間飛車党にゃ!
この戦法について凄く深く研究していて、電子書籍も出版してるにゃ。
質・量共にえらいことになってるので、興味を持った人はとりあえず無料サンプルだけでもダウンロードしてみるといいにゃ!

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まあぶっちゃけちゃうとこの本読んで貰えば全部解決するんだけど、さっきも言った通り量も凄いので、これから指してみようかなって子猫チャンがこれ読み込んでから始めるのはちょっと大変な気もするにゃ。
何でもそうだけど、最初からガチガチに読み込んでこの戦法を理解してから指そうとするよりは、浅くてもいいからとりあえず指してみて、気になるところや対策が知りたい局面にぶつかったらこの本で調べる……みたいな、辞書的な使い方をするのもありなんじゃないかな。
と、いうわけで、今回はそのトマホークの『とりあえず』の部分について見ていきたいと思うにゃ!

 

先手:輿水幸子
後手:前川みく
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二飛▲2五歩 △3三角▲6八玉 △4二銀 ▲7八玉 △6二玉▲7七角 △9四歩 ▲8八玉 △4三銀 ▲7八金

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トマホークは居飛車の一直線穴熊を咎めるための戦法にゃ。だから途中で▲5六歩や▲5八金とされた場合は別の作戦を採用する必要があるにゃ。振り穴とかコーヤン流とかになるのかな?
居飛車が一直線穴熊を捨てるなら振り飛車側も色々と手段はあるけど、まあ今回の趣旨とは違うのでカットにゃ。
幸子チャンの▲7八金は気持ち振り飛車の急戦を警戒した手だね。▲7九金型の穴熊より薄くなるけど、上部には厚いから。
対トマホークと考えるならこっちの方が都合がよさそうにゃ。上から来るからね!

△9五歩▲9八香 △5四銀▲9九玉 △6五銀▲2六飛 △9三桂

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さっさと潜っていく居飛車に対して、△6五銀~△9三桂!
この玉頭銀と端桂の合わせ技がトマホークにゃ!
要するに、三間飛車版の藤井システムなのにゃ!

▲8六歩 △8四歩 ▲8八銀 △8五歩 ▲5九金

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端桂跳ねを止める▲8六歩に、あくまで上から戦う△8四歩と突いて桂の捌きをねらうにゃ。ここまではある程度再現性の高い進行かな。
さて、動画中で幸子チャンが何気なく指した▲5九金だけど、この場合は疑問手だったと思うにゃ。
確かにこの一手で金銀の連結がよくなるし守りの金を穴熊に近づけたわけだから、知らなかったら普通に指しそうだし、全く価値のない悪手ってほどではないけどね。
ただし、後手は真上からくるトマホークだから4~5筋の金銀の連結が良くなってもあんまり得にならないんだよね。
ここでは▲7五歩が優ったと思うな。
△8六歩の取り込みに▲同飛と出来るようになるのはもちろん、幸子チャンが散々手を焼いた銀の動きに大きく制限を掛けることができたにゃ。
▲7五歩と▲5九金、どちらも価値のある手だけど、▲7五歩の方がより価値があるということにゃ!
本譜は結果的に▲5九金が緩手になって先手の対応が遅れたみたい。
次の後手の一手は機敏だったにゃ!

 

△5一玉

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これはタップダイスさんの棋書の監修者である信玄m@sterさんの考案した手筋だね。100万円チャレンジでponanzaが指したことでも話題になったにゃ。
その時は▲5九金ではなく▲7五歩型。
それでも後手が快勝したのだから、幸子チャンの▲5九金では明らかな作戦負けになってしまったのも仕方ないことかもしれないね。
それにしても面白い手にゃ!手損してでも飛車を8二に送って効率で勝とうっていう手だけど、こんな手筋、他の戦型では見たことがないもんね。
将棋って色んな可能性があるんだなあって思ったにゃ!
トマホークを指すなら一度はやってみたいね!

 

 ▲8五歩 △同 桂 ▲5五角 △6二銀 ▲8七銀 △5四歩▲8八角 △5三銀 ▲8六歩 △7四銀 ▲8五歩 △同 銀▲7七桂

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穴熊のパンツを脱いだ▲7七桂……アイドルが簡単にパンツを脱いでいいのかにゃ!?と、いう冗談はともかく、ここは他に思わしい手がないにゃ。
この戦型は完全に縦の将棋だから、普通の振り飛車居飛車穴熊の将棋に比べたら穴熊の桂を跳ねる可能性は高い気がするね。
最後の決め手として跳ねることもあれば、本譜みたいに他にどうしようもなくて仕方なく跳ねることもあるにゃ。
そうならないように居飛車党の猫チャンは幸子チャンを反面教師にして励むといいにゃ!


以上かな-。ここまで持ってきてしまえば後は攻めを繋ぎきれるかどうかだから、あとは当人の棋力や知識、経験次第だね!習うより慣れろ、にゃ!

さて、以降の指し手についてはこの場で語ることは特にないにゃ。
お互い良い手も悪い手もあるけど頑張って指してるって感じだね!
トマホーク側の攻め方も駒が動いてる動画を見た方が分かりやすいし、幸子チャンの脳内で一応大成功の変化も流れてるにゃ。
将棋に没頭する佐々木千枝ちゃん(https://twitter.com/shogi_tie)がTLで検討手順を呟いたりしてくれたから、興味のある人は見てみるといいにゃ!
みくの子猫チャン達に素晴らしい将棋ライフが訪れますように!では!

(前川みく)